20代でインプラントってどうなの?メリット・デメリットを徹底解説

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若くして歯を失ってしまった場合、義歯を入れることになります。ブリッジや部分入れ歯などもありますが、「インプラントという選択肢はアリ?」と悩む方も多いでしょう。

ここでは、20代でインプラントを選択することのメリットとデメリットについて解説していきます。

将来の全体の歯に与える影響や、気になる費用について詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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    • 20代でインプラントしてる人っている?
    • インプラントって高齢者のイメージがある…
    • インプラントの手術って痛くないの?
    • 入れ歯やブリッジとどう違うの?
    • インプラントの治療費って20代会社員でも支払える?
INDEX
  1. 20代でインプラント治療をする際のメリット5つ
    1. 2- 他の健康な歯を残せる
    2. 2- 噛む力が強いから何でも食べられる
    3. 2-自分の歯のような自然な口元になる
    4. 2- 手術時のリスクが低い
    5. 2- 手術後の回復が早い
  2. 20代でインプラント治療をする際のデメリット4つ
    1. 3- あごの成長が終わっていないと治療できない
    2. 3- 治療費が他の治療より高い
    3. 3- 治療期間が他の治療より長い
    4. 3- 定期メンテナンスに通う必要がある
  3. 良い医師の選び方のポイント
  4. 20代のインプラントのまとめ

1. 20代でインプラント治療をする際のメリット5つ

インプラントに高齢者のイメージを持っている方も多いと思いますが、スポーツ事故などでインプラントを入れている若いアスリートなどは意外と多いものです。

まずは、20代でインプラントを入れることのメリットについて説明します。

2-1. 他の健康な歯を残せる

歯を失った場合の治療法には、ブリッジ、部分入れ歯、インプラントの3つがあります。

ブリッジは連結した被せものの義歯ですが、失った歯の両サイドの健康な歯を削って義歯の支えとします。しかし、削られた部分は弱くなって細菌などに侵されやすく、虫歯や歯周病になりやすくなります。もしも虫歯や歯周病になった場合は、ブリッジが成立しなくなるほか、虫歯や歯周病になった歯の治療もしなければなりません。

部分入れ歯は隣の歯にバネをかけて支えにする義歯です。バネをかけられる歯には過剰な負荷がかかるので弱くなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。

どちらの治療法も、支えにする歯がダメになるとより治療の範囲が大きくなってしまうのです。

それに比べ、インプラントは失った歯の下の骨を土台にして義歯を支えるため、他の歯に影響を及ぼすことはありません。そういった意味で残りの歯の健康を守ることができ、しっかりとケアすれば長くもたせることができます。

さるくん

インプラントの寿命ってどのくらいですか?

柿木先生

きちんとケアすれば半永久的です。ちなみに、ブリッジは4〜5年、入れ歯は7〜8年です。

さるくん

え!それぞれ寿命が違うんですね!

柿木先生

ブリッジや入れ歯は作り替えるときに虫歯や歯周病が見つかれば、その治療と新たな義歯の治療が必要になりますよ。

さるくん

ふうむ。

2-2. 噛む力が強いから何でも食べられる

インプラントは他の義歯に比べて噛む力が強く、自分の歯と同じように使うことができます。

義歯の噛む力の強さ
    • ブリッジ・・・天然歯よりやや弱い
    • 入れ歯・・・天然歯の1/2〜1/3
    • インプラント・・・天然歯と同じ

インプラントの咬み合わせの部分は一般的にセラミックなので、強すぎる衝撃を与えればもちろん欠けたりすることがあります。しかし、それは天然歯も同じことですね。

ブリッジや入れ歯は他の歯で支えている分、他の歯が自分の分以上に負荷を担います。そのため、どうしても噛む力が弱くなってしまうのです。

柿木先生

例えば入れ歯は硬い肉やせんべいなどは食べられませんが、インプラントなら食べるものを選びません。

さるくん

それはいいですね!好きなものが食べられなくなるのは辛いもんなあ。

2-3.自分の歯のような自然な口元になる

インプラントは他の義歯と比べて自然な出来上がりが特徴です。例えば入れ歯はバネをかけるため、場所によっては口を開けたときにバネが見えてしまいますね。インプラントは人工歯根を骨に埋めてしまうためバネがなく、見た目が自然です。

もっと根本的な問題は、義歯の色です。入れ歯もブリッジも保険内治療と自費治療がありますが、保険内治療の場合は使う材料に制限があります。保険内治療で使う材料は、犬歯までは主に白いプラスチックで、奥歯は金属になります。

プラスチックも近年は使える色が増えてきましたが、セラミックに比べるとやはり劣ります。

インプラント治療は元々自費治療しかないため、基本的にセラミックが標準です。セラミックは微妙な色の違いを再現することができるため、自分の歯に限りなく近づけることが可能です。

さるくん

使う材料で色が変わるってことですね!

柿木先生

そのとおり。セラミックは経年変色もなくきれいですよ。

2-4. 手術時のリスクが低い

インプラントは小規模な手術を行いますが、年齢が若い人のほうが40代50代よりも免疫力が高いので、手術時のリスクが低くなります。

柿木先生

最初にブリッジ、次に部分入れ歯、最後にインプラントという道をたどり人もいますが、最初からインプラントにしたほうがリスクを回避できますよ。

さるくん

費用が許すなら、最初からインプラントにしたほうがいいってことですね!

2-5. 手術後の回復が早い

20代は傷の治癒力も高いので、手術後の回復も早いです。

さるくん

確かに、子どもの時ほど怪我してもすぐ治ってたなあ。

柿木先生

年を取るごとに回復力も低下していきます。

3. 20代でインプラント治療をする際のデメリット4つ

デメリットもしっかり知っておき、インプラントをするかどうか判断しましょう。

3-1. あごの成長が終わっていないと治療できない

インプラントは、あごの成長が終わっていないと治療できません。成長段階でインプラントを入れてしまうと、あごの成長を阻害してしまうからです。

さるくん

インプラントは骨に埋め込むから、そこだけ成長できなくなるってことですか!

柿木先生

はい。成長がアンバランスになってあごが歪み、歯並びも悪くなってしまいます。

3-2. 治療費が他の治療より高い

インプラントの治療費は、他の治療費と比べると割高です。

それぞれの治療費の相場(1本あたり)
    • ブリッジ・・・1,5000円程度(保険内)
    • 入れ歯・・・1,0000円程度(保険内)
    • インプラント・・・30万円程度〜
さるくん

やっぱりインプラントは高いですね。

柿木先生

ただ、作り替えや他の歯がダメになって治療することを考えると、一概に高いとは言えません。

さるくん

なるほど。一生涯の医療費として考えるということですね!

3-3. 治療期間が他の治療より長い

インプラントは手術後に骨との固定を待つため、他の治療よりも期間が長めです。

それぞれの治療期間の目安
    • ブリッジ・・・2週間〜2ヶ月程度
    • 入れ歯・・・2ヶ月程度
    • インプラント・・・3ヶ月〜1年程度
柿木先生

ただ、しっかりと固定されれば自分の歯が蘇ったように感じて、義歯という感覚がほとんどないと言う方も多いです。

さるくん

手っ取り早い方法で後から問題が出たらその時対処するか、費用がかかっても長期的に考えるか。これはもう、価値観の違いですねー。

3-4. 定期メンテナンスに通う必要がある

インプラントは自分の歯と同じように、しっかりとしたケアが必要です。毎日の歯ブラシはもちろん、定期メンテナンスに通ってチェックして貰うことも重要です。

さるくん

メンテナンスしないとどうなるんですか?

柿木先生

インプラント周囲炎という歯周病みたいな病気になるリスクが高まりますよ。

さるくん

メンテナンスは必須か〜。

4. 良い医師の選び方のポイント

インプラントは医師の技量が左右すると言っても過言ではありません。良い医師を選ぶには、以下のポイントを押さえましょう。

    • CT機材や感染対策などインプラント治療に必要な環境が整っている
    • インプラント専門の医師が常駐している
    • インプラント以外にも総合的に診断してくれる
    • 将来を見据えた提案をしてくれる
    • 治療について丁寧に説明してくれる
    • 料金プランが明確
さるくん

定期メンテナンスもしていくから、長く付き合える歯医者さんがいいですね。

柿木先生

そのとおり。信頼できて何でも話せる医師がベストです。

6. 20代のインプラントのまとめ

インプラントはかかる費用こそ割高ですが、一度入れれば何でも美味しく食べることができ、長く使うことができます。毎日のケアは歯みがき程度で十分で、定期メンテナンスは半年に1回程度の通院です。

手術の痛みが気になる人には、痛みを感じない手術や手術の記憶を残さない作用のある麻酔などもあります。

経済面や将来の歯のことなどいろいろなことを考慮した上で、最善の治療法を選んでくださいね。

記事の重要ポイントをチェック!
    • インプラントは他の歯にダメージを与えない
    • インプラントは噛む力が強い
    • インプラントは見た目が自然
    • 20代でインプラント手術をするとリスクが低い
    • 20代でインプラント手術をすると回復が早い
    • ただし、あごの成長が止まっていることが条件
    • 費用が高く定期メンテナンスが必要