虫歯になりやすい人の特徴とは?歯の質や食事以外の意外な特徴をご紹介

虫歯になりやすい人の特徴とは?歯の質や食事以外の意外な特徴をご紹介
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一生懸命歯磨きをしても虫歯になってしまう人もいれば、あまり歯磨きには頓着していないのに虫歯になったことがないという人がいます。「その差は一体どこにあるのだろう」と気になったことはありませんか?実は、虫歯になりやすい人は、いくつかの共通点を持っているのです。

でも、ご安心ください。自分で改善できることはたくさんあります。
ここでは、虫歯になりやすい人の特徴と、虫歯になりにくくなるための改善方法をご紹介します。

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    • 虫歯になりやすい人の特徴ってあるの?
    • 虫歯になりやすい人となりにくい人がいるのはなぜ?
    • どうすれば虫歯になりにくくなれるの?
INDEX
  1. 虫歯になる基本の3大要素
    1. 1-細菌
    2. 1-歯の質
    3. 1-食べ物
  2. 虫歯になりやすい人の意外な特徴
    1. 2-口呼吸や唾液の問題がある
    2. 2-歯並びが悪い
    3. 2-間食や甘いものが好き
  3. 虫歯になりやすい人の習慣
  4. 虫歯になりやすい人の環境
  5. 大人の虫歯の多くは治療跡が原因
  6. 6虫歯にならないためのケア
    1. 6-セルフケア
    2. 6-定期検診
  7. 生活を見直して虫歯になりにくい人になろう

1.虫歯になる基本の3大要素

まずは、この3つが揃うと虫歯になりやすくなるという、虫歯になる3つの要素をご紹介します。

1-1.細菌

口内細菌には善玉菌と悪玉菌が存在していますが、悪玉菌が多いと虫歯になりやすくなります。つまり、悪玉菌が増えやすい人が虫歯になりやすいといえます。

さるくん

悪玉菌?どこかで聞いたような…?

柿木先生

口内環境は腸内環境とよく似ています。口内環境も腸内と同じように口内フローラと呼ばれていますよ。

さるくん

あー、それだ!

1-2.歯の質

歯の内部にある象牙質の柔らかさや、歯の表面のエナメル質の硬さは、人によって異なります。歯の質が弱い人は、強い人に比べて虫歯になりやすいです。

柿木先生

歯の質は遺伝だけでなく、お母さんのお腹にいる頃から毎日の食生活などにも左右されます。

さるくん

ということは、お母さんが妊娠中に食べてるものにも影響されるってことですか!

柿木先生

そのとおり。歯の芽の形成は、赤ちゃんがお腹の中にいるときからすでに始まるんです。

さるくん

へえー!

1-3.食べ物

食事の栄養バランスや食べ方も、虫歯になりやすいかどうかに影響します。食事の回数や間食が多い人や、甘いものをよく摂る人は、そうでない人に比べて虫歯になりやすいと言えます。

さるくん

甘いものはやっぱり虫歯になりやすいですよね。

柿木先生

砂糖は虫歯の原因菌の餌ですからね。虫歯の原因菌が他の菌と違うところは、砂糖を餌にして増殖するということなんです。

さるくん

ホエ〜、そうなんですか!ある意味エリートですね!

2.虫歯になりやすい人の意外な特徴

虫歯になりやすい人は甘い物好きな人というイメージがありますが、意外なことでも虫歯になりやすくなります。虫歯になりやすい人の特徴を見てみましょう。

2-1.口呼吸や唾液の問題がある

常に口呼吸をしている人は、口が乾いて唾液が少なくなりがちです。唾液には抗菌物質が含まれており、虫歯の原因菌の活動を抑制します。

しかし、唾液の分泌量が少ない人や口内が乾きがちの人は、唾液が少ないために虫歯になりやすくなります。

柿木先生

唾液には虫歯だけでなく、色々な病気から私達の身体を守ってくれる色々な働きがあるんですよ。

さるくん

そうなんですか!それ、もっと知りたいです!

柿木先生

別記事にあるので、そちらを読んでみてくださいね。

こんなにすごい!唾液の役割は持つ人間が生きるのに必要な11の力

2-2.歯並びが悪い

歯並びが悪いと、歯と歯の間に隙間や影ができやすくなります。虫歯の原因となる歯垢は、凸凹した場所ならどこでも付着するので、歯ブラシが届きにくい場所が多ければ多いほど歯垢が溜まりやすくなります。

さるくん

そういう意味からも矯正ってしたほうがいいんですね!

柿木先生

そうですね。歯列や咬み合わせのバランスを整える他にもそういうメリットがありますね。歯垢は粘着性があるので、本当にちょっとした隙間にもこびりつくんですよ。

2-3.間食や甘いものが好き

砂糖をたくさん使った甘いお菓子や飲み物などは、虫歯菌のかっこうの餌となります。また、間食が多い人は口内が汚れている時間が長くなり、虫歯になりやすくなります。

意外と盲点なのは、スポーツドリンクやコーヒー飲料、フレーバーティーなどを愛飲している場合です。水分補給で頻繁に砂糖入りの飲み物を飲んでいる人は要注意です。

柿木先生

飲食すると細菌が歯の表面を溶かす脱灰が起こるんですが、唾液によって再石灰化されて修復されます。でも、砂糖を頻繁にとっていると再石灰化が追いつかなくなるんです。

さるくん

なるほど、それで虫歯になりやすくなるんですかー!

3.虫歯になりやすい人の習慣

虫歯になりやすい人は、以下のような生活習慣も共通していることが多いです。

    • 歯磨きは1日に1回以下。しない日もあるかも
    • ついダラダラ食べてしまい、食事以外に食べている時間が多い
    • 甘いものが好きでよく食べる
    • 前回歯医者に行ったのはかなり昔
柿木先生

歯への意識が高い人は、歯医者で定期検診を受けているという人が多いですよ。

さるくん

虫歯になりやすい人は、おそらくそういう習慣もないですよね!

4.虫歯になりやすい人の環境

虫歯になりやすい人の環境にも共通点があります。あなたは当てはまるものがありますか?

    • アメやチョコレートがいつもすぐ手に届く場所にある
    • 歯ブラシを交換したのは1ヶ月以上前
    • お酒を飲んだ後そのまま寝てしまうことがある
さるくん

確かに、酔っ払ってそのまま寝ちゃうと、歯を磨かないですね!

柿木先生

虫歯の原因菌が1日で一番増えるのが就寝中なんです。寝る前は丁寧に歯磨きするのが重要なんですよ。

さるくん

うわー、それじゃ逆を行ってるってことになりますね!

5.大人の虫歯の多くは治療跡が原因

大人の虫歯が子どもの虫歯と違うのは、治療跡が原因であることが多い点です。虫歯を治療した後被せたクラウンの下で、数年から数十年後に虫歯が再発するケースです。

柿木先生

被せものは経年劣化して変形したりするので、隙間から細菌が入ってしまうことが多いんです。

さるくん

それで大人の虫歯が多いんですねー。

6虫歯にならないためのケア

生活習慣の見直しをいっぺんにするのはなかなか大変ですね。そういう人は、まずケアから変えてみましょう。虫歯にならないようにするには、2種類のケアが必要です。

6-1.セルフケア

自宅で行うセルフケアは、歯磨きと歯間ケアです。歯磨きは、毎食後の他に寝る前の歯磨きが必要です。寝る前は、いつもより長めに丁寧に磨きましょう。

ただ、ブラッシングだけでは汚れの半分程度しか落とせません。歯と歯の隙間は歯間ブラシなどを使って、しっかりと汚れを落とします。

柿木先生

歯垢は削り取れるので、どれだけ歯垢を落とせるかが虫歯予防の鍵となります。

さるくん

セルフケアをしっかりやるだけでもかなり違いそうですね!

6-2.定期検診

定期検診では、専用機器を利用した徹底したプロのクリーニングを受けられます。セルフケアでは落とせない汚れを落とし、表面を磨いて凸凹をなくすことで虫歯にならない強い歯にすることができます。

さるくん

定期検診はどのくらいごとにやればいいんですか?

柿木先生

できれば季節ごと、長くても半年に1回は受けるのがおすすめです。

さるくん

それであの痛い虫歯にならないで済むなら儲けもんですね!

生活を見直して虫歯になりにくい人になろう

虫歯になりやすい人は、遺伝的な歯の質だけでなく生活習慣も大いに関係しています。生活を見直すだけで、歯の質の弱さをカバーできることが分かりましたね。ポイントは、甘いものを控えること、唾液、寝る前の歯磨きです。早速今日から生活を見直して、虫歯のない健康な人生を送りましょう。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 虫歯になる3大要素は細菌、歯の質、食べ物。
    • 唾液が少ない人は虫歯になりやすい
    • 歯並びが悪い人は虫歯になりやすい
    • 間食や甘いものが好きな人は虫歯になりやすい
    • 歯磨き習慣のない人は虫歯になりやすい
    • 手の届くところにアメやチョコレートを常備している人は虫歯になりやすい
    • 寝酒の習慣や飲んだまま寝てしまう人は虫歯になりやすい
    • 大人の虫歯は治療跡の再発が原因
    • 虫歯を予防するにはセルフケアと定期検診が重要