【保存版】知覚過敏の7つの予防法!なってしまう前に自分で対策しよう

【保存版】知覚過敏の7つの予防法!なってしまう前に自分で対策しよう

この記事の監修医師一覧

杉田大先生
杉田 大 先生
所属:杉田歯科医院(千葉県船橋市)
専門:保存修復
2013年 東京歯科大学卒業。現在は杉田歯科医院での臨床のほか、株式会社DoctorbookでDental事業部のマネージャーを務める。

知覚過敏は体質だと思っていませんか?実は知覚過敏は日々の生活習慣が影響していることが多いのです。ここでは知覚過敏にならないための予防法や、症状を緩和する方法についてご紹介していきます。知覚過敏の予防はお口全体の健康を守ることにもつながってきますので、ぜひチェックしてみてください。

知覚過敏の2つの原因

悩む女性

知覚過敏になる原因は大きく以下の2つが考えられます。

    • 歯の外側のエナメル質が薄くなることで刺激に敏感になる
    • 歯茎が下がって歯の根元に刺激が伝わる

歯の外側のエナメル質が薄くなることで刺激に敏感になる

歯の表面を覆う硬いエナメル質は外からの刺激を感じません。歯がしみるのは、その内側の象牙質にまで刺激が達したときなのです。そのため、外側のエナメル質が何らかの原因により削られたり溶かされたりして薄くなると刺激に敏感になり、知覚過敏症状が出やすくなります。

歯茎が下がって歯の根元に刺激が伝わる

歯の根元はほとんどエナメル質がなく、象牙質がむき出しになっています。歯茎が下がって歯根が外にさらされることで、知覚過敏になりやすくなるのです。

知覚過敏の予防法7選

    • フッ素入り歯磨き粉を使う
    • 歯ブラシを強く当てすぎない
    •     
    • 歯周病のケアをする
    • 歯科医院の定期検診に通う
    • 酸っぱい食べ物を継続的に摂りすぎない
    • 歯ぎしりや食いしばりがあるならマウスピースをつける
    • 知覚過敏向けの歯磨き粉を使う

フッ素入り歯磨き粉を使う

虫歯は、口の中に棲みついた虫歯菌が食事をエサにして酸を生み出し、歯を溶かすことで起こります。しかし一時的に歯が溶かされたとしても、通常は唾液の作用によって「再石灰化」が起こり、溶けた歯は元に戻ります。虫歯菌が歯を溶かすスピードに対して、再石灰化が追い付かなくなると虫歯になるのです。

フッ素はこの再石灰化を促進してくれることで虫歯予防に効果があることが知られています。再石灰化によってエナメル質が薄くなるのを防いでくれるということは、知覚過敏になるのを予防にもつながるでしょう。できれば一日2回はフッ素入りの歯磨き粉で歯を磨くのをおすすめします。国内における最大濃度である1450ppm配合のものを選びましょう。

歯ブラシを強く当てすぎない

歯磨きがめんどくさい女性

歯ブラシを強く当てすぎると、歯や歯茎がダメージを受けてしまうことがあります。歯の外側を覆うエナメル質は非常に硬いので、歯ブラシで削られるようなことはありませんが、その内側の象牙質は脆く傷つきやすいのです。

過度の歯磨きによって歯茎がダメージを受けて下がってしまうと、歯の根が露出します。すると知覚過敏症状がでやすいだけでなく、歯の根元が削られてしまう「楔状欠損」という状態になってしまいます。歯と歯茎を守って知覚過敏を予防するために、適度な力で優しく歯を磨きましょう。

歯周病のケアをする

歯茎が下がると歯の根元が露出し、象牙質がむき出しになってしまいます。歯茎が下がる一番の原因は歯周病。毎日の歯磨きを丁寧に行って歯周病にならないようにケアしましょう。歯周病は細菌の感染症なので、歯ブラシやフロスで歯垢(プラーク)をしっかり除去すればセルフケアでもある程度予防できます。

しかし、歯周病が進行して、歯と歯茎の間の歯周ポケットが深くなってしまうと自分では対処できません。歯科医院に相談して歯周病の治療を行いましょう。一度下がってしまった歯茎は自然には元に戻りません。

歯科医院の定期検診に通う

歯石取り

どれだけしっかり歯磨きをして、フッ素入りの歯磨き粉を効果的に使ったとしても、セルフケアには限界があります。継続的にお口の健康を守るためには、歯科医院で定期健診を受けるようにしましょう。

自分で歯磨きしただけでは歯垢(プラーク)の半分も落としきれないといわれています。歯科医院での歯のクリーニングやスケーリングが虫歯や歯周病、ひいては知覚過敏の予防にもつながるといえるでしょう。

酸っぱい食べ物を継続的に摂りすぎない

虫歯菌が食事をエサにして出す酸によって歯が一時的に溶かされても、通常は唾液の作用による「再石灰化」が起こります。しかし、強い酸性の食品を継続的に口にしていると口の中が常に酸性になることで歯が溶けてしまう「酸蝕歯」という状態になることがあるのです。酸蝕歯になると強い知覚過敏症状が出るだけでなく、虫歯になるリスクが増加してしまいます。

お酢を飲む習慣などがある人は摂取頻度に注意しましょう。唾液による再石灰化が始まるのは時間がかかりますので、ある程度の間隔を開けることが重要です。

歯ぎしりや食いしばりがあるならマウスピースをつける

マウスピース

歯ぎしりや食いしばりをする癖があると、歯のエナメル質が削れたり、歯にヒビが入ったりして知覚過敏症状が出ることがあります。しかし、こうした癖は意識して止めるのはなかなか難しいもの。歯科医院で歯ぎしり防止用のマウスピースを作ってもらうことも検討しましょう。

知覚過敏向けの歯磨き粉を使う

歯磨き粉

万が一知覚過敏になってしまったとしても、その症状をある程度緩和することはできます。最も手軽なのは知覚過敏向けの歯磨き粉を使うことです。「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」といった成分が配合されているものを選びましょう。

硝酸カリウムは刺激を感じる象牙質にイオンでバリアを作ることで、知覚過敏症状を和らげてくれます。乳酸アルミニウムは象牙質への通り道である象牙細管を物理的に狭めたり塞いだりすることで知覚過敏を防ぎます。どちらも継続的に使うことで効果を発揮しますので、毎日の歯磨きに取り入れるといいでしょう。

知覚過敏予防におすすめの歯磨き粉3選!注目すべき成分はこの4つ

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知覚過敏で痛みが出てしまったら歯科医院に相談を

知覚過敏は生まれつきの体質だと思っている人もいますが、実際には生活習慣による歯や歯茎へのダメージが原因であることが多いのです。治療が必要なケースもありますので、知覚過敏で痛みが出てしまったら歯科医院に相談しましょう。知覚過敏かと思いきや虫歯だったというパターンもあるので要注意。

知覚過敏の症状が重度の場合は、しみやすい箇所をコーティングしたり、むき出しになった歯根をカバーするなどの処置を行うこともあります。