ココナッツオイルうがいは口臭を予防し健康や若さを保つ効果も!?

ココナッツオイルうがいは口臭を予防し健康や若さを保つ効果も!?

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杉田大先生
杉田 大 先生
所属:杉田歯科医院(千葉県船橋市)
専門:保存修復
2013年 東京歯科大学卒業。現在は杉田歯科医院での臨床のほか、株式会社DoctorbookでDental事業部のマネージャーを務める。

ココナッツオイルうがいは、海外のモデルさんなどの間で一時期流行して注目されましたが、その歴史は古く、昔から健康法の1つとして用いられてきたものです。日本では美容面で注目されましたが、実は口臭予防にも効果が期待できます。

ここでは、ココナッツオイルうがいのやり方やその効果などをご紹介します。

口臭予防にココナッツオイルが効果的といわれる理由

ココナッツオイル

ココナッツオイルうがいは、オイル・プリングとも呼ばれ、元々はインドのアーユルベーダに由来しています。オイル・プリングとは、オイルで口をすすぐ健康法のことです。プリングとは「引く」という意味で、オイルで引く(吸引する・取り除く)という意味を表します。

民間療法ではありますが、ココナッツオイルに多く含まれる「ラウリン酸」が、免疫力強化作用のほか抗炎症作用や殺菌作用を持ち、食中毒のもととなる黄色ブドウ球菌や、真菌(カビ)のガンジダ・アルビカンスなどを除去する働きがあることが科学的にも証明されています。また、虫歯の原因となるミュータンス菌も除去することが研究で明らかになりました。

さらに、オイルは「水と油」というように水とは相性が良くありませんが、脂質とは相性が良く、くっつきやすい性質があります。口内細菌の細胞は脂質やタンパク質でできた被膜で覆われているため、オイルが脂質の膜で覆われた細胞を吸着して、うがいのあと吐き出す時に一緒に外に出してくれるのです。

ココナッツオイルのやり方

ココナッツオイルうがい

やり方は簡単です。

    • 大さじ1杯(15ml)のココナッツオイルを口に含み、口の中全体で動かします。
    • 10〜15分たったら、オイルを吐きだし、水で口をすすぎます。

これを1日に1〜2回行います。なお、ココナッツオイルはできるだけ混じりけのないものが良いので、無精製のものを使用するのがおすすめです。また、ココナッツオイルは冷えると固まる性質があるため、洗面所などに直接流すと配管内が詰まる恐れがあります。ポリ袋やティッシュなどに吐き出して処分するなど工夫してください。

ココナッツオイルうがいのメリット

では、ココナッツオイルうがいの具体的なメリットについて説明します。

口臭予防が期待できる

口臭

ココナッツオイルは、虫歯の原因菌をはじめとする様々な細菌に対して、強い殺菌作用があります。また、口臭の一因となるコーヒーなどに含まれる脂質や、先述したとおり脂質の被膜を持つ細菌を絡め取ってくれるため口臭を軽減する効果が期待できます。

虫歯や歯周病予防が期待できる

きれいな歯

ココナッツオイルで虫歯や歯周病を治すことはできませんが、口内細菌を減らせるので、予防効果が期待できます。口臭の原因の9割が虫歯や歯周病といわれていますが、口内の細菌を軽減できれば、虫歯や歯周病になりにくくなり、口臭も減らせます。ココナッツオイルで虫歯や歯周病を治すことはできませんが、口内細菌を減らせるので、予防効果が期待できます。口臭の原因の9割が虫歯や歯周病といわれていますが、口内の細菌を軽減できれば、虫歯や歯周病になりにくくなり、口臭も減らせます。

口周りの筋肉の衰えを抑制する

八重歯の女性

実際に行ってみると分かるのですが、ココナッツオイルうがいは口周りの筋肉を使います。実は、口の周りの咀嚼筋と呼ばれる筋肉は、噛み合わせにとって、とても重要な筋肉です。

咀嚼筋は固い食べ物を噛み砕いたり、口の開閉をしたりするのに必要な筋肉だからです。咀嚼筋の力が弱くなると、固いものが噛み砕けなくなったり、口をしっかりと結べなくなったりします。口を常に開けた状態になると口呼吸が常になり、唾液量が減って口臭の原因にもなります。

全身の筋肉は加齢とともに段々と弱まっていきますが、筋肉を保持するためには、鍛えることが必要です。ココナッツオイルうがいは習慣として行うだけで、口周りの筋肉をトレーニングし、筋肉を衰えにくくします。

歯のホワイトニング効果が期待できる

ホワイトニング

ココナッツオイルは、歯の色素沈着の元となる、コーヒーやワイン、チョコレートなどに含まれるステインも除去することが分かっています。実際にココナッツオイルうがいを始めた人の中には、歯が以前より白くなったと実感している人もいます。

人工の研磨剤入りの歯磨きなどでホワイトニングするよりは、歯の表面のエナメル質を削らずに済むでしょう。

その他美容にも効果あり

歯のキレイな女性

口周りというと、気になるのはほうれい線です。ココナッツオイルうがいは続けていれば口臭予防になるだけでなく、ほうれい線が目立たなくなってくるという嬉しい効果も期待できます。

ココナッツオイルうがいのデメリット

ここまではココナッツオイルの良い面ばかり紹介してきましたが、デメリットもあります。

違和感がある

ココナッツオイルうがいはオイルを口に含むので、ほとんどの人はあまり経験したことのない状態です。そのためオイルを含んだまま10分以上も口を動かすのは、最初のうちは違和感を伴います。

また、はじめのうちは気持ちが悪くなって吐き出してしまう人もいますが、慣れてくれば口の中が汚れているとやりたくなるほど、行った後の口の中のさっぱり感が病みつきになる人もいるようです。

時間がかかる

時間

通常のうがいと違い、10〜15分程度行うため時間がかかります。例えばテレビを見ながら行ったり、入浴時に行ったりすると、あまり時間を気にせずに行うことができるのでおすすめです。

口を動かすのが辛くなってくる

歯が痛む女性

ココナッツオイルは通常よりサラサラしているため、口に含んだ直後にはそれほど抵抗はありませんが、固くなる性質を持っているため冬などは固まってくることがあります。また、日頃から表情筋や咀嚼筋をあまり使っていない人は、時間が経ってくると徐々に口や頬が疲れてくる可能性があります。

また、オイルを含んでうがいを続けていると、徐々に唾液量が増えて口の中がいっぱいになってしまう場合は、大さじ1杯より少し少なめにして行ってみましょう。

ココナッツオイルより口臭に効果的なのは、実は唾液

驚き

また、ココナッツオイルを口に含んで10分以上もクチュクチュうがいをしていると、自然に唾液がたくさん出てきます。

唾液には殺菌作用があり、通常の暮らしの中で食べ物のカスや細菌などから口の中を守ってくれる働きがあります。唾液がたくさん出ることにより、口内細菌を軽減できます。唾液は天然にして口内健康を保つ強い味方なのです。

唾液を増やすには

梅干し

唾液を増やすには、いくつかの方法があります。一番簡単なのは、酸っぱい食べ物を想像することで、梅干しやレモンを思い浮かべるだけで、唾液がジワッと湧いてきます。

その他歯ごたえのある生野菜や果物を食べるなどの方法がありますが、詳しくは以下の記事で述べていますので、併せて読んでみてください。

【歯医者さんが教える】口臭の原因と口臭予防ができる食べ物や飲み物

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ココナッツオイルうがい&唾液で口臭を撃退しよう

ココナッツオイルに含まれる「ラウリン酸」は、殺菌作用や抗炎症作用などがあるため、虫歯や歯周病菌、口臭の原因菌などを除去する効果が期待できます。

また、唾液は口内細菌を抑制する天然の健康物質です。唾液を増やすことによって口臭や口臭の原因となる虫歯・歯周病を予防することができます。ココナッツオイルうがいや唾液を増やして、薬品に頼らない口臭予防をしてみてはいかがでしょうか。